私の出身地、米国での食文化で、イモ類といえば、やはり、ジャガイモが浮かんでくる。私の出身地の州、オレゴンでも、栽培されている作物の1つはジャガイモである。米国のイモ類の王様はジャガイモである。ジャガイモの影に、現在、比較的、重要ではないイモ類、サツマイモがある。米国では、マイナーな食品であっても、サツマイモを様々な観点から見れば、日本人の一般読者に対して、興味深い点はいくつかあると思う。それを紹介するのが今回の趣旨である。
数多くの日米サツマイモ研究家や、あるいは、数多くの参考文献などのお陰で、この本が作成された。但し、お詫びしたいこともある。私は原稿をたくさん書きすぎたので、「注」や参考文献のリストアップなどが増え、限られた予算のため、一般読者が喜ぶような本にするのは困難になってしまった。
しかし、この本より更に詳しいインターネット版もある。それには、この本にない、「注」や参考文献のリストアップなどが付いている。又、私の利用したインターネットのリンクも、インターネット版で利用していただきたい。
大勢の方々に大変お世話になり、お陰様で、この本を発行することができ、大変感謝しております。編集していただいた井上浩サツマイモ資料館館長、この本の編集や企画や割り付けやイラストなどをしていただいた山田英次「川越いも友の会」事務局長などに大変感謝しております。経済的、援助をいただいた「川越いも友の会」や「川越サツマイモ商品振興会」へも、大変感謝しております。 この本の発行にあたりスプーンの編集者の方々にもお世話になり、ありがとうございました。
この本に書いてあることは全て著者の責任となりますが、サツマイモの学習のひとつとしてお役に立てれば大変嬉しいと思います。読者からのご意見をお待ちしております。
Copyright by Barry Duell, 1999.