☆ 演習4−3 ☆(後判定繰返しシンボル)

変数V(数値)を用いて、キーボードから入力された数値とあらかじめ決めておいた数値とを比較して、その結果により動作を繰返すようなアルゴリズムを組むこと。
この時、「ID番号は?」という文章を表示させて、入力待ち状態にしなさい。
数値が一致しなかった場合は、上記の作業を繰返すアルゴリズムを組むこと。
一致した場合には、「こんにちは国際太郎さん!」と表示後、行末で改行してアルゴリズムを終了すること。

この単元では、前判定繰返しではなく、後判定繰返しと呼ばれる繰返し構造を使っていきます。

作成するシートは以下のような形にります。
では、順を追っていきましょう。

最初に正しい数値を入力した場合です。

前判定繰り返しの実行結果と同じものが出力されていますね。

間違えた場合も同じです。
条件が満たされるまで何度でも繰返されます。

そして条件が合うと繰返し処理から抜け出し、最後の出力に移っています。

前判定と後判定は、同じ問題であれば出力結果は一緒になります。

これからいろいろな局面で使い分けの必要が出てきますので、前と後の判定違いをしっかりと理解しておきましょう!

作成するシートはほとんど演習4-1で作ったものと変わりません。
しかし、後判定繰り返しが前判定繰返しと異なるところが、判定が後に行われるということです。

ある条件が満たされない場合でも、満たされている時に予定している動作一度だけ実行するのが特徴です。


どういうことかというと・・・

もしこの部分が前判定繰り返しで行われた場合は、まず判定をして、条件が満たされれば右に用意されているシンボルは実行せずに次のシンボルに進んでいきます。

しかし、後判定繰り返しは繰返し処理に入った時に条件が満たされているか満たされていないかを判断する前に、まず右側にあるシンボルを実行するのです。
そして右側にあるシンボルを実行した後に判定を行います。(だから後判定)


では、実行はどのようにされるのか見みましょう。